ポッコリお腹の原因は?

最も多い原因の一つは、骨盤が歪んでいることです。
骨盤が、前方に傾いていることや、逆の後方に傾いていることなど、縦位置で歪みがある場合。
産後など、骨盤にゆるみがあって、足の付け根部分が水平になっていない、横位置で歪みがある場合。
端的に表現するなら、姿勢が悪い状態ということです。

この状態になると体の中でもバランスがおかしくなってしまっています。胃腸などの内臓が正常の位置ではなく、下がってしまう胃下垂になります。
これがお腹周りを大きく見せ、ウェスト周りを太くさせています。

毎日のようにお酒を飲む方や、深酒してしまった次の日などは、アルコールを分解するために肝臓がすごく働くので、肝臓肥大の状態になると言われています。
そうなると、肝臓が胃腸などの内臓を下腹部へ押し下げる状態になります。この場合も、お腹周りが大きくなってしまうわけです。

ポッコリお腹を凹ます運動

私の実感として、骨盤ネジ締め体操が効果的です。
エクササイズのやり方は、DVDや動画を見ればいいと思いますが、動画でエクササイズをしている方のお腹は、凹んでいて、スリムな体系をしているわけです。
お腹の太い私には、正直なところ分かりづらいところがあります。

実体験に基づいて、私なりの理解を説明したいと思います。

ポッコリお腹でエクササイズする時の姿勢

一つの事を考える時間を持つと、理解が深まっていって、「あーそういうことか」と気づくこともできるものです。これまでの私がやってきた下腹部の運動は、間違っていたことに気づきました。
私がやっていたことは、ただ丹田を意識して膣と肛門を締め上げることでしたが、これでは十分ではないことが分かりました。

現時点で至った骨盤ネジ締め体操での重要なポイントは、数年前に流行った「美木良介さんのロングブレス」でも同様だったことで、エクササイズする際の姿勢です。

身体を上に伸ばすようにして、わき腹を広げた状態。ぽっちゃりしている人がお腹を引っ込めている姿勢をキープすることです。

それほど腹筋に力を入れる必要はなく、胸式呼吸を意識して鼻から深く息を吸って、背伸びをするようにすると、わき腹が伸びて、お腹を凹ませた状態になります。その状態を維持して、「ふーっ」とゆっくり息を吐くことで簡単にできる姿勢です。この姿勢をキープしながら、骨盤ネジ締め体操をすることが重要です。

この姿勢のまま、丹田を意識して、膣と肛門を閉めるように力を込めます。
そして、力を入れている丹田から、腹筋上部に引き上げるようにします。
丹田、下腹部のインナーマッスルを引き上がることによって、骨盤が縦の位置に入って「ぎゅっと」締め上げている感覚がよくわかります。この姿勢をしていない場合と比べると、断然効いていることを実感できます。

自分で体験して、「こういうことか」という気付きや発見があって、エクササイズにも前向きになりますし、身体の事も分かるようになるのではないでしょうか。
体操教室に通っているわけではないので、自分から理解を深めていかないと、できるようにはなりませんからね。